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コラム

2025.08.05

藤井少年の抱いた大志

 子どもの俺は学校がひけると母が真っ黒になって働いている母の姉の家に帰った。夕食を食べ、風呂に入ってから暗い夜道を母に手を引かれて20分程離れた我
が家に帰った。
 ある時、その途中に明るい加藤パン店ができた。俺がグズるとたまあにそこに入って菓子パンを1個買ってくれた。これが難問で、うぐいすにしようか、それともやどかりみたいなチョコレートにしようか、いつも悩むのだった。
 そんなある日、俺は母に将来の壮大な夢を語った。「かあちゃん、俺はいまに大きくなって働いたら、加藤パン屋の菓子パン全種類を1個ずつ買うんだ!」
 母がせつなかったかどうかは知らないが、とりあえず夢は叶った。とっくに加藤パン店は無いけれども、買う気になれば買える身分にはなった。してみると残る夢はたいしたことはないぞな。