小山市粟宮にあるCafeニポテは、薬局併設という珍しいスタイルで4年前にオープンした。パッと見て調剤薬局とは想像しにくい、かわいらしい外観の建物だ。緑色のドアを開けて入ると女性好みの雑貨が多く飾られ、白を基調とした店内によく似合う。11~14時までのランチタイムでは、カレーやパスタなどの他に不定期できまぐれメニューも登場する。メインと共に日替わりのおばんざいがワンプレートで盛り付けられ、品数多く楽しみたい女性にはうれしい。スープ・デザート・ドリンクが付いて1200円(税込)とリーズナブルにいただけるのも魅力だ。女性客が多いとのお話だが、意外にも今回いただいたローストビーフは一番人気のメニューとのこと。メインの柔らかいお肉におばんざいのたっぷり野菜、雑穀ごはんと、バランスの取れた献立は自分でやろうとするとなかなか難しい。だからこそ一日のうち一食はバランスのよい食事を気軽にいただけると助かる。スイーツメニューも揃っており、パウンドケーキは色々な味が楽しめるように週替わりで用意。チョコバナナパウンドケーキはしっとりとしていて、まろやかなコーヒーとよく合いほっと一息つける。こちらのコーヒーは知人のお店である「宇都宮珈琲」のロイヤルブレンドを使用。小山市内でいただけるのはニポテだけというのでぜひ味わってみて欲しい。オーナーである娘さんは薬剤師のため調剤薬局を担当。薬を処方するだけでなく食の面でも患者さんの健康を支えたいとの思いから、栃木県内で初となるカフェと調剤薬局を併せてオープンした。母である島田さんは「カフェをやりたい」という長年の夢を娘さんに叶えてもらった。できるだけ地元産の野菜を使い、添加物をなるべく減らしたメニューは島田さんが考え、生活習慣病予防アドバイザーと健康食アドバイザーの資格を持つ娘さんが監修されているとのこと。家庭的な味を楽しみながら、栄養面でもしっかりとサポートしてくれる。調剤薬局の待ち時間はもちろん、薬局に用事がなくても気軽に立ち寄ってみてはいかがだろう。
●住所/小山市粟宮499-22 ●電話/0285-38-7682 ●営業/通常10:00~16:00 ●定休日/土日祝 ●駐車台数/8台