小山市南部の乙女地区にある「乙女河岸珈琲」は、JR間々田駅より車で3分ほど。思川にかかる乙女大橋のたもとにある。定年を機に、週1のみ営業する自家焙煎珈琲豆の販売を2022年11月にオープンした。マスター自ら手がけた小屋を自宅庭の一角に建て販売店にしている。
販売店には豆が入った瓶やパッケージに詰められた焙煎豆などがセンスよく並べられている。お客さんにも親しみを持ってもらえるよう、珈琲豆にはそれぞれ「乙女」「思川」「太平山」といった地域になじみのある名前をつけた。豆・粉ともに各種100グラム500円で、季節に合わせた珈琲豆は100グラム800円となっている。ドリップバックは各種170円で、セット販売もしているのでコーヒー好きな方への贈り物にぴったりだ。マスターは焙煎したてより、少し時間が経った方が味が落ち着いておすすめだと言う。風味の変化などマスターに相談しながらご自分の好みで選んでほしい。
こちらではドリンクの販売はしていないが、試飲は可能。ロゴが刻印された木製のカップホルダーを利用し、1つずつデザインや座り心地のちがうソファに腰を据え、整えられた庭を眺める。この試飲席での趣をふくめての販売店である、とマスターがこだわりぬいた空間をぜひ味わって欲しい。取材時には庭にネモフィラが咲き誇っており、他にもさまざまな花や木々が植えられているため、どの時期でも楽しめそうだ。4月29日には器作家とのコラボマルシェを予定。詳細は今後Instagramを要チェック。自転車やサーフィン、DIYなど多趣味で気さくなマスターにぜひ会いに行ってみて。その際は庭を目の前にゆっくり試飲して、穏やかなひと時を過ごすことをお忘れなく。
※こちらのお店は珈琲豆の販売のみで、イートインやテイクアウトは行なっておりません。お間違いのないようにご注意ください。
●住所/小山市乙女1897-1 ●電話/080-7373-6563 ●営業/土曜 11:00~16:00 ●定休日/日〜金 ●駐車台数/2台