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コラム

2025.06.19

「信子のシャクナゲ」移植物語〜第一章〜

栃木市ゆかりの作家吉屋信子(一八九六~一九七三)は、六歳から十六歳までの十年間、小学校から栃木高等女学校(現栃木女子高校)までの多感な少女期を栃木町(現栃木市)で過ごし、作家への夢を膨らませました。
 やがて、女学校時代の数々の思い出をもとに『花物語』でデビューし、戦前から戦後にかけて女流作家の第一人者として『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』などの作品を残しました。
 私たち記念会は、信子を称え広く知ってもらうため、彼女が軽井沢の別荘に植え、愛で育てたシャクナゲ(愛称「信子のシャクナゲ」)を、思い出の地・栃木の巴波川沿いに移植する事業を始めました。