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コラム

2025.09.11

買い物ついでにアートに触れる贅沢。

 「3人に面識はなく、小山市立木の現代工芸たから園を会場に私たち3人で展示会を開催したのが、初めての出会いでした。そのときのコラボレーションが、絶妙に心地よくて、機会があれば、またやりたいね、と思ってました」と話すのは清水佐奈江さん。9月20日(土)、21日(日)の両日、道の駅思川「評定感」で「栃木女流3人展」が開催される。清水さんは数年前から、小山市の「結城紬ユネスコ無形文化遺産登録」を記念したコラボ企画を手掛けており、今回も「つむぎの着物」を使った洋服や、バックなど和装品を創作、展示する。合わせて、2003年から下駄職人の父親より引き継ぎ、オリジナル「私の下駄物語」をスタートさせていることもあり、色とりどりの下駄も出品。
今回の展示会については、「道の駅で開催する3人展は初めての試みですが、お買い物のついでに、それぞれ個性溢れたオリジナル作品をご覧いただけたらと思います」と自信をのぞかせた。
 2人目の藤橋香織さんは、器や植物を組み合わせることで、日々の暮らしを彩り、豊かさを提供できたら、との思いを大切に活動中。
「植木鉢に花模様等を描き植物を植え込みした作品を見どころに制作しています。お気に入りを1鉢を見つけて頂けたら嬉しいです。器が日々の暮らしを彩り、豊かな時間を紡いでくれるお手伝いができたら幸いです」とのコメントを寄せている。
 3人目の森戸光代さんは、2003年からジュエリー制作を学ぶため、イタリアフィレンツェに留学、同地の職人に師事し、洋彫り・彫留めを習得した他、洋七宝・宝飾デザイン・宝石学等を修了。帰国後は、工房を構え、多様な素材を使って制作を始めると同時に、レザークラフト、和七宝を始めた。

「今回は普段よりカジュアルに寄せた作品を多く用意する予定です。個性的な石や革を使った1点物のジュエリーやバッグを見て頂きたいです」と意欲的。会場が道の駅思川ということで、「普段とは違う層のお客様にもたくさん見
てもらえる事を期待して楽しみにしています」と期待を込めた。
 なお、展示作品はすべて購入可能。
 来年以降も、3人それぞれ積極的に創作活動を展開してくれそうな嬉しい予感がひしひしとする。そのスタート地点ともなりそうな、今回の展示会。時代の息吹も直に感じとれそうだ。