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コラム

2026.03.13

「信子のシャクナゲ」移植物語〜第十章〜

信子が栃木高等女学校でお世話になったのが国語担当の丸山モト先生です。会津出身の丸山先生は、実に三十六年もの長い間、一貫して高等女学校に勤めた優れた先生です。寄宿舎の舎監も兼ね、多くの卒業生から「慈母」と慕われました。
 信子は丸山先生から国語と作文を教えてもらい、文才をいっそう伸ばしました。後に信子は懐かしい先生として丸山先生の名をあげ、「先生から才能を見い出され嬉しかった」と語っています。
 丸山先生が還暦を迎え退職する時、先生の業績を称えて校内に銅像が建てられ、その式典に信子も出席しました。銅像は今も栃木女子高等学校に立ち、生徒たちに温かい眼差しを注いでいます。