2月4日は小山市のマスコットキャラクターでもある寒川尼の796回目の命日。ここがお墓だと伝わる場所が網戸神社の入り口、称念寺にあり、当日は小山氏の第35代当主、小山文子さんも参加し、曇り空の午前10時、お墓参りは静寂の中で始まった。
寒川尼は、当時としては稀にみる長寿で、1228年、91歳で没した。小山正光の妻として、さらには母として、一方、「鎌倉幕府成立に大功あり」と源頼朝から、1187年、女性初の地頭に任命された。まさに、男女共同参画の先鞭をつけた女性でもあった。
墓参開始早々は肌寒さもあったが、間もなくすると陽射しの温もりに春の訪れを感じた。