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コラム

2024.01.25

教育・文化芸術・科学コーナー第19回
檄文「入試に臨む栃木の大地の少年少女へ」

 ⑴21世紀初頭、点数主義は多くの欠点を孕みながらも、富、家柄、性別、情実等を見事に排除出来た、人類の確かな知恵だと知り、潔くこの受験時代を走り抜けよう、次の時代が見えるまで。
 ⑵合否は、たった今からの君達の努力と覚悟で決まる。
 ⑶多くの者が不安に駆られている今こそが最大のチャンスだと知れ。
 ⑷入試に向けて、生まれて初めて身も心も研ぎ澄ませ。
 ⑸学べる事、受験出来る事に感謝し、世界中の学ぶ事も叶わぬ多くの同胞を代表して入試に臨むのだと自覚せよ。君達は代表選手だぞ。
 ⑹入試の結果は神聖で崇高。如何なる結果も甘受せよ。そしてその結果を何ら恥じる事無く、今後の君達のかけがいのない糧とせよ。
 ⑺天は木の葉一枚の行く末も知るという。だとしたら、天は、君達のひたむきな努力をどうして見捨てようか。
 ⑻勝利の女神は、人知れず努力し、他者を思いやる爽やかな若者にそっと優しく忍び寄る。
 ⑼何をするにも勇気は必要だが、勉強の継続にも真の勇気が必要だと君達は既に知っている。だが苦渋の中で獲得したその勇気は、君の将来の不動の武器に変わると、今の今銘記せよ。
 ⑽絶えず苛立ち、自分の努力不足を誰かのせいにする受験生に合格者は少ない。
 ⑾これから入試に臨む君達が家族の中心になるのだから、笑みを絶やさず、穏やかな心で、周囲の人達に優しい言葉をかけよ。
 ⑿不安にならない入試など無いのだから、多少の不安、恐怖は勉強の原動力になる。それでも入試間近不安に駆られたら、私は一人で戦っているのではない、家族と、友と、まだ見ぬ同胞と共に戦っていると呪文のように繰り返せ。
 ⒀周囲に言われるから仕方なく勉強する、受験するなどとうそぶく者は皆無だと思うが、万が一居たら恥を知れ。
 もう腹をくくれ、覚悟を決めよ。入試は自らを試す素晴らしい好機ではないか。何の虚飾も欺瞞もない素晴らしい機会ではないか。
 大丈夫、成るように成る。胸を張り、勇気に満ちて、君の出来うる最高の答案を書いてこい。大丈夫、桜咲く春が、君達をそっと待っているよ、まばゆいばかりの桜咲く春が。

●渡辺私塾会長  著述家  渡辺美術館館長   渡辺淑寛

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