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コラム

2025.07.17

「信子のシャクナゲ」移植物語〜第二章〜

吉屋信子は昭和四十八(一九七三)年に七十七歳で死去しました。軽井沢の別荘は親族が継承しましたが、老朽化のために解体しました。新たに隣りの御代田町に別荘が建てられ、信子の形見としてシャクナゲだけをここへ移植しました。

 現在、この別荘の所有者は姪にあたる吉屋敬さんです。オランダに長く滞在し、画家・ゴッホ研究者として著名です。栃木市との縁も深く、個展を開き、また信子の肖像画を市に寄贈しています(栃木市立文学館に展示)。
 この敬さんから、シャクナゲを栃木市に寄贈、移植したいという申し出があり、私たちはこれを喜んで受け入れ、市と協力してその作業を進めていきます。