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コラム

2026.04.02

お別れに

 これが最後の原稿です。私はこのコラムを書くことで、自分の心がどういう構造になっているのか、それはどこから来たのかを知りたいと思いました。そして分かりました。幼い私が感じたものは「世の中の理不尽さ」あるいは「不条理感」といったようなものです。偶然に宇都宮市の下町の貧しい地域に生まれ育った藤井少年が見たもの、そのほとんどは貧しさゆえの生活の苦しさ、悲哀でした。「母たちはなんでこんなに働き者で正直に生きてるのに楽にならないのか」といったことを敏感に感じる、変わった子供でしたね。そしてこれが負けず嫌いでつい弱い者に味方する、今の自分に繋がっていると思います。母たちの唯一の楽しみは「子供らが自分らより学歴をつけて楽な生活ができるようになること」だった。
 一方、貧しい私の歌や絵や朗読の能力を引き出してくださった小学校の先生、時には食事まで食べさせてくださいました。

私は困った人を見るとつい助けてしまい、やがて痛い目に遭うことばかりで、妻は「学習効果のない人だ」とあきれかえっていますが、これは「仰げば尊し我が師」への恩返しなのです。もう少しだけ続けさせて下さい。
 話のタネはあと10年分位ありますので、いつかまたどこかでお会いしましょう。それまでお元気で。さようなら。

アジサイ原産国我が国初の農学博士 藤井敏男(78歳)

注、学習効果 学習能力 どちらですかね