MARUGOTO INFORMATION

小山の エンタメ グルメ
スポーツ 農業
お届け

まるごと情報局 MARUGOTO INFORMATION

ピックアップ

小山市小薬のコキア畑。左が清水さん、右が末廣さん、後ろは若駒酒造

小山市小薬のコキア畑。左が清水さん、右が末廣さん、後ろは若駒酒造

2023.10.20

ようこそ 小薬コキア畑

 幕末、万延年間創業の酒蔵・若駒の南側に広さ約3000平方mの休耕地があったのだが、有効活用を目指し、4年前、地元小薬の方々がこの場所にコキアを植えた。コキアは、フォルムが円錐形の整った形状で、繊細な茎葉が密に茂り、ホウキギの和名のとおり、刈り取って陰干しして、草ボウキをつくるのに利用される。「小薬コキア畑」には、800本のコキアが植えてあり、高さは150センチ以上。中には2メートル超えのジャンボコキアもある。取材した日は、ちょうど紅葉の真っ盛りだった。

 コキア畑を管理している清水一男さん(81)と末廣敏夫さん(71)は、「今年は気温が高く、紅葉が早くてね。新聞発行の頃は、枯れているかもしれないよ」と気遣ってくれた。「4月15日にコキアの種まきをして、30日に、5~6本生えている苗をハサミで切り、一本立ちさせました。
一本立ちしたら、もう少し大きなポットに植え替え。これが5月12日。それから1週間したら、ようやく畑に植えます。それまでに、畑を整えておいてですね」。手帳を確認しながら、今年の作業を丁寧に説明してくれた。

 「一年一年、問題を解決しながら、どんどん進歩しています。今年は鉄筋のパイプを使って、台風が来ても倒れない工夫をしました。今までは竹を差していたんですが、倒れてから立てるような状態でした。鉄筋は畑に植えると同時に差すので、根っこも雑草も鉄筋に絡んでいます」。

 紅葉が終わり枯れ落ちてからも、種が飛散したりしてご近所の迷惑にならないよう、畑全体を燃やす。コキアのすべての行程に手間隙、愛情を注いでいる。市内はもちろん、鹿沼、喜連川、茨城県の下館、海浜公園などからの来場者も見られる、という。「ここに来たら、こころが癒される、という場所になればいいと思っています」。