10月26日に行われたプロ野球ド ラフト会議において、BCリーグ・ 栃木ゴールデンブレーブス（GB）の尾田剛樹選手が中日ドラゴンズ に育成3位で指名された。栃木GBからのNPB（日本野球機構）入りは、内山太嗣（元ヤクルト）、石田駿（元楽天）に次いで３人目。
兵庫県出身の尾田は、高野山高（和歌山）―大阪観光大を経て、 ２０２３年に栃木ＧＢへ入団した左投左打の外野手。50㍍５秒９の俊足を生かし、南地区トップの32盗塁をマークするとともに、１番打者として２割９分２厘の打率を残した。
11月４日に中日スカウト部の松永幸男部長、音重鎮チーフ、正津英志氏が指名あいさつに訪れ、同6日には支度金３００万円、年俸３００万円で仮契約を結んだ。
尾田は「中日は若くて活気があるチームという印象。一日も早く支配下登録され、足でチームに貢献したい」と決意を述べ、目標とする選手に同じ外野手で左打の大島洋平の名前を挙げた。
栃木ＧＢの寺内崇幸監督は「アドバイスを素直に聞き、地道に努力してきたことが実を結んだ。ＮＰＢでもそのスタンスをずっと貫いてほしい」とエールを送った。
また、担当スカウトの正津氏は 「足のスペシャリストとしての評価が高い。打撃や守備については身近な選手に学び、レギュラーを獲得できるよう頑張ってほしい」と期待を込めた。