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コラム

2025.07.17

重力(万有引力)の謎

 私達は、リンゴの果実が落ちるのを見るまでもなく、「重力」については骨の髄まで熟知している。百円玉は、上に飛んでいく事は無く下に落ちる。高い所から落ちれば怪我をする。我等は、空に飛んでいく事なく大地に直立している。だが我等が日常生活で当たり前のように経験している「重力」の正体とは一体何なのだろうか。
 高校でF=GMm/rの2乗 (Gは万有引力定数、Mとmは二つの物体の質量、rはそれらの距離)を学ぶが、宇宙に二つの物体が有ると、「何故」引き合うのか 、の説明にはなっていない。アインシュタインは、質量の有る物体の周りは、時空が歪むと言ったが、何故時空が歪むのかには言及していない。質量を持つ物体の振動による重力波によって時空が歪むという解釈も有るが難解過ぎる。また、柔らかな座布団の上に重い鉄球を置くと、鉄球は深く沈み、周りに有る小さな鉄球は、重い鉄球の方に落ちていく、という例えで説明されるが、時空を座布団にすり替えたにすぎず、小鉄球も少し沈んでいるはずなので、何故お互いに引き合うのか、という説明にはなっていない。
 極めつけはブラックホールだ。宇宙に黒い穴が開いているのではない。異常に重い星が、光や有りと有らゆる物質を重力で引きつけてしまい、二度とその超重量星から脱出出来ない漆黒の星の名称なのだ。ブラックホールの半径を求める事の出来るシュワルツシルト半径公式r=2GM/cの2乗(Gは万有引力定数、Mはその星の質量、cは光速)を用いると、半径9ミリメートル(ゴルフボールの半分弱)の大きさで、なんと地球の質量5.972x10の24乗Kgとなり、想像を絶する超重量星がブラックホールの正体だ。 話を戻そう。宇宙に二つの物体が有ると何故お互いに引き合うのか。現代の物理学者達は、二つの物体が、重力子(graviton)という素粒子をキャチボールをしているのでは、という仮説をたてた。重力子を光速でやり取りしてお互いに引き合っているという考えなのだろう。重力子は、質量0,電荷0,平均寿命無限大という架空の素粒子で、勿論未だ未発見である。私見だが、重力子という仮説抜きで、遠くない将来、人類は重力の本質を解き明かすのでは、という予感を私は密かに抱いている。
 さて此処からは、おとぎ話だ。真偽は別として、UFO特集のテレビ番組で、UFOが画面から消えたとき、一瞬で跳ねるように上部に消えた。私は、重力を遮断したと直ぐ確信した。宇宙人は重力を制御し、重力制御を飛行エネルギーにして地球に来ているのでないのかと空想した。宇宙人など居ないと思う人も多いだろうが、私は違う。何故なら、地球人も宇宙人の一種に違いないからだ。地球人がこの広大無辺な大宇宙で精神を持った唯一の存在である、という主張は、人類の思い上がりにすぎない。宇宙人が地球に飛来しているかはどうかは別にして、宇宙人の存在を否定する宇宙物理学者は少ないはずだ。
   私は、農耕革命、蒸気機関を柱とする産業革命、石油石炭化石燃料革命、通信IT革命、そして重力を制御する重力革命こそが、人類の最終革命になると妄想している。