小山市を拠点に活動する社会人サッカーチーム「FC CASA FORTUNA OYAMA」(県1部)が始動した。3月21日、同市宮本町の須賀神社で今シーズンの必勝を祈願。同26日には、同市大行寺の白鷗大学人工芝グラウンドで今季開幕戦を行い、白鷗大学FCを4-0で完封し、白星スタートを切った。昨季の主力だったDF加藤聖哉、MF郷田ケンシロウ、FW大谷昭太らが退団。今季は田中真二総監督指揮の下、FW葛西力矢(前所属・リスタ宇都宮)、ルーキーのDF川井颯太(同・作新学院大)ら7人を新たに加え、全24選手で臨んでいる。大雨の中での戦いとなった開幕戦のスターティングメンバーには、その葛西や川井も名を連ねピッチで躍動。チームは引き続きMF近藤太主将、DF森田大輔らが中心となるが、昨季までGKを担った谷田部晃輔がFWで出場し2得点を挙げる活躍を見せたほか、FW登録の辻賢太がDFとしてセンターバック、同じくFW登録の大柿匠がMFとしてボランチにコンバートされそつなくこなした。新たなポジションにトライする彼らのプレーも、今シーズンの見どころの一つだ。新チームは変化と進化を遂げ「今季こそ」の思いで関東2部昇格を狙う。