MARUGOTO INFORMATION

小山の エンタメ グルメ
スポーツ 農業
お届け

まるごと情報局 MARUGOTO INFORMATION

ピックアップ

グリムの館での連続講座「ドイツ今昔あれこれ」も好評! 橋本 孝さん(88歳)

グリムの館での連続講座「ドイツ今昔あれこれ」も好評! 橋本 孝さん(88歳)

2023.08.11

日本とドイツの架け橋として
昨年、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章受賞

 「シュタイン=石」「ブリュッケン=橋」を意味するドイツ中央部ヘッセン州にあるシュタインブリュッケン村と石橋町。 同じ 「石橋」という名前が絆となり、2つの町は1966年、絵画や習字などの作品交換を始めた。1975年には姉妹都市の盟約を締結。初代獨協医科大学学長の石橋長英さんが「人と村同じ名もてり、すみれ咲く」(水原秋桜子)にちなみ、三つの石橋が揃ったため、姉妹都市となった。さらに、ふるさと創生事業の一環として、1989年より、シュタインブリュッケン村で生まれ,活躍した「赤ずきん」「ブレーメンの音楽隊」などで知られるグリム兄弟にちなみ、地域づくり事業として『世界に誇るグリムの里づくり』をテーマにまちづくりをすすめてきた。グリムの里という名を提案したのが橋本孝さんだ。石橋町は下野市に、シュタインブリュッケンはディーツヘルツタールに、合併を機に名前を変えたが、友好の絆は深く豊かに育まれている。

 姉妹都市締結以降、橋本さんは道筋の要所要所で的確に アドバイスしてきた。

 1996年11月にはその中核施設となる、グリムの森・グリムの館を開館。

 いただいた名刺には、宇都宮大学名誉教授、日本グリム協会会長、とちぎ日独協会会長、日独協会連合会副会長、と肩書きが記してある。

 1934年12月16日、岡山県新見市生まれ。地元の新見高校から「運よくストレートで」中央大学法学部に進み、卒業後、電気工事業を営む父親を手伝うが、その後、大学院に進み、文学部に入る。

 法学部時代に、刑法の先生から「一緒にドイツ語を読みませんか」と誘われたこともあるが、院生の時、ドイツ人の先生を探してたら、学内にいて、その先生の勧めで、ドイツに留学。帰国間もなく、宇都宮大学に教養部の講師として採用され、ドイツ語とヨーロッパ文化を教えた。 「ヨーロッパ全域は大変ですから、わたしはドイツに絞ってお話しています」。

 グリムの館が開館したころ、そこでグリムのお話をしてください、と依頼され、現在まで続けている。連続講座「ドイツ今昔あれこれ」では、ドイツの歴史や現在のドイツ情勢など、ドイツに関する幅広いテーマで橋本さんが講演。もちろんグリム童話に関するおはなしもある。

 「その間に、ある出版社から、グリム童話の翻訳をしませんか、と打診され、全部翻訳しました。それを基に、グリムの館でお話もしています」。

 20年ほど前のドイツ連邦共和国功労十字章に続き、昨年、ドイツ大使館から、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を授与された。

 「10月17日には、ドイツ大使が栃木市に来て、議会で講演します。私も頼まれこの件を大使に話したら、『議会で話をするなんて初めてだ』と笑ってました」 ドイツと関わる社会、経済、文化など幅広い分野において、橋本さんはなくてはならない方なのだ。