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ごはんカフェ 坂の途中

ごはんカフェ 坂の途中

2023.09.15

割と楽しい食のひと時
ごはんカフェ 坂の途中

 この店の名前、「坂の途中」、そう、本当に下り坂の途中にあるので、オーナーの中村節子さん、ご自分で開店に際し付けた名前だそうな。営業日、時間は毎週金曜日と土曜日の午前十一時三十分から午後二時三十分まで。そのあとはお客様のご要望で午後五時までカフェの営業も提供される。

 メニューはおまかせ、お肉系かお魚系、その日によって異なる、が添え物として、ご自分の畑でとれた山菜や或いは近くの有機農業栽培者との提携による野菜のサラダや煮つけの豊富さ、これがたまらない。ドリンク、デザート付きでお代はお一人千三百円。

 落ち着いた雰囲気で楽しく食事のひと時が過せる。毎回予約制で、電話またはネットでの受付。予約を申し込むと節子さんから確認のお電話が入る。

 お店は四人がけのテーブルが五、六か所、田園風景に囲まれた静かな雰囲気は、落ち着いてお喋りしながらの一時にもってこいの雰囲気が味わえる。お客様同士が、何となく顔と顔を見合わせ、自然の交流,がはじまる。つい話が弾んで、「どちらから?」、「私は壬生町から」とお一人のご婦人、するともう一人もすかさず、「私は上三川町から」と、結構市外からのお客様が多い。

 時折友人を誘って出かけるハンドルを握る手は自分の心としっかり繋げて、「お前、絶対に安全運転で行くんだぞ」と我と我が心に言い聞かせて、さてと、もう十時半、そろそろ出かける準備をするかな。

 先ずY子さんの家、次にT子さんの家、と順序よく回り、お二人をお乗せして、薬師寺の通りにある大島さんと云うガソリン・スタンドで東へ、坂を下りると三軒目、左側、さぁ着きましたよ。

 今日は又、どんなお喋りで、,などと想像をするだけで、高,齢者の脳内活動は活発になるそうな。  食いしんぼうの私は、安全運転も肝心だが、はてさて、今日のメニューは何だろう、とつい想像してしまう。お肉かなァ、それともお魚かなァ。

 どちらでもよい。よく噛んでいただくことを心がけて、なんて、考えるだけで楽しくなる。

 ある米寿を過ぎた老爺の呟きである。ことにしている。未だスタートして半年、でもオーナーの中村節子さんはとても親しみの持てる対話の持ち主で、初めてのお客様でも、もう何年もお知り合いの様な素敵な笑顔で、お客様も寛いだ気分で楽しい食事のひと時が持てる。

 そう、今日又お二人の友人をお誘いしてでかける。食事は寛いだ憩いの時と場所があると楽しいものだ。毎日暑い夏の日が続く今日この頃、私の様な年寄りは時間を持て余すことしきり。こんな時普段疎遠になっている友人を誘って、この「坂の途中」へ予約を入れる回数が増えてきた。 誘われた友人も結構なお歳だから、そして特に車でお迎え出来る自分はとても重宝がられる訳である。 文/菊地喜平

●住所/下野市薬師寺1837 ●電話/0285-37-6223 ●営業/金曜・土曜日 11:30~14:30(ランチタイム) 14:00〜17:00(カフェタイム、予約不要) ●mail sakanotochu1003@gmail.com ※予約制のお店です。電話かメールで予約してください。

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