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「今年こそNPB入りする選手を出したい」と話す藪下代表

「今年こそNPB入りする選手を出したい」と話す藪下代表

2023.03.17

2023シーズン 4月8日開幕
目指すのはBCリーグ制覇のみ
栃木ゴールデンブレーブス

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(GB)を運営する株式会社栃木県民球団(江部達也社長)は、国学院栃木高校野球部OBが中心となって2016年11月に設立された。球団代表を務める藪下和弘さん(61)も球団創設に尽力したひとりだ。知名度ゼロからのスタート。リーグ参入1年目のスポンサーは49社だったが、昨年は218社にまで増えた。「球団を支えてくれた地元企業や地域の人たちには感謝の思いしかありません。これからも全力疾走・全力プレーで子どもたちに野球の素晴らしさを伝えていきたい」と話す藪下代表に、これまでの歩みや今後の目標などについて聞いた。

 ー業務用食器や飲食店のトータルコーディネートの会社を経営している藪下さんが、球団代表に就いた経緯をお聞かせください。

 球団の親会社・エイジェック(本社・東京都新宿区)の古後,昌彦社長は、国栃が初めて甲子園に出場した時のメンバーで私の後輩にあたります。7年前、人材派遣の事業で成長し続ける古後社長から「栃木県に独立リーグのチームを作りたいので協力してほしい」と要請されました。会社経営もあるので相当悩みましたが、少しでも地域に貢献できればとの思いから引き受けることにしました。設立当初はスポンサー集めや行政との調整などの業務を行っていましたが、江部社長のもとしっかりとした組織ができてきたので、今は球場で来場者やスポンサーに頭を下げ感謝の気持ちを表すのが私の仕事です。

 ースポンサー数が参入時の約4倍に増えました。その要因は、2年目に元巨人の村田修一選手が入団したのが大きかった。マスコミに何度も取り上げられたことで注目を集め、その年の観客動員数は5万人を超えました。その後も元メジャーリーガーの川﨑宗則選手、西岡剛選手が加入。知名度の向上、来場者の増加につながりました。それと、元NPB(日本プロ野球機構)の選手が一生懸命練習に取り組む姿は、若手選手の刺激となり、チームに好影響をもたらしました。

 ー今季開幕戦(対神奈川フューチャードリームス)が4月8日、栃木県総合運動公園野球場で行われます。藪下代表にとって、栃木GBはどんな存在でしょうか。そして選手に望むことは。

 国栃で3年間野球部に携われたご縁で、いまだに野球に携わっていられる。私の人生、本当に恵まれていると思います。私にとって栃木GBは地域がひとつになり、地域を盛り上げていく一助となる大切な存在です。

 昨年はNPB入りする選手が一人も出なかったのが残念です。選手たちには常に〝今年は勝負の年〟という覚悟をもって全力で頑張ってもらいたい。

※株式会社エイジェック 2001年設立。人材の総合プロデュース企業として、仕事・雇用・教育に関わる事業を幅広く展開している。

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