住宅地の一角、むこう側には田園風景が広がる。一軒家の庭先にある工房はあかい屋根とドアが目印だ。店内に入るとやわらかく甘い香りに包まれる。小山市犬塚にある手作り焼き菓子のお店「おやつ屋wakekko」は、昨年秋にオープン6周年を迎えた。国産小麦や粗糖などを使ったクッキーやマフィン、スコーンを主に販売している。からだに負担の少ない材料を使用しているため、ちいさな子をもつ母親世代やナチュラル思考の方に人気だ。いま風のポップなトッピングで飾られたお菓子ではないが、その素朴さやシンプルな味わいを求めてリピートするお客さんが少なくない。
小山市は全国でもめずらしいコウノトリの生息地であることからwakekkoではコウノトリを形どったクッキーを販売。名産でもある小山市産ハトムギやエゴマを使用しており、地域のカラーを取り入れた商品がある。春には「手作りあんこのよもぎマフィン」、夏には「とうもろこしのマフィン」といった旬の野菜や果物を使ったメニューが四季折々で楽しめるのも特徴だ。
季節野菜を使用したクッキー缶は、毎回完売するほど定評がある。材料には野菜そのものの甘味や苦味をダイレクトに感じる、自然栽培の野菜を使用している。地元農家から直送した季節野菜を取り入れるため不定期販売。今回は缶ではなく小分けの袋売りでの販売を試みるとのこと。出会えたらラッキーな商品なので、見かけたらぜひ手に取ってみてほしい。地元のシンボルやテイストを取り入れたミニマルなおやつ屋。ひとりでゆっくりでも、みんなと“わけっこ”しながらでも。日常のふとしたときに味わえるおやつを買いに行ってみては。※しばらくの間、営業日が水〜金(通常時間)・土(10:00〜13:00)に変更しております。詳しくはInstagramで確認を。
●住所／小山市犬塚4-17-19 ●電話／090-6515-5707 ●営業／11:00～16:30 ●定休日／日・月・火・水曜 ●駐車台数／1〜2台
